
第7回 あさぎり天空祭り
2006年8月19日
狭いトラックのシートで寝ること二晩目。 寝返りを打つのが困難なため、体のあちらこちらがギクシャク。 それでも9時近くまで熟睡できたのだから文句は言えないか。
今朝は、モーニング・コーヒーにありつけた。 昨日の朝、親不孝通りと僕らのテントサイトの間の泥濘で スタックしていたキャンピング・カーをトラックで引っ張り出した。 そのキャンピング・カーは大阪からやって来た若者三人組で、移動コーヒー・ショップだった。 車を引張り出してくれたお礼とかで、いつでもコーヒーを飲みに来てください、と言うことだった。 トイレに行った帰り、どうしてもコーヒーを飲みたかったので一杯ご馳走になることにした。 豆をひいて、ドリップで淹れてくれたモカは、薫り高く美味しかった。 ついでに商売のことを聞くと、さっぱりですわ、と大阪弁で話す。 大丈夫だよ、 昼はアイス・コーヒー、夜はホットが売れるぞ、今日が勝負だね。 などと気休めを言っておく。
テントサイトとステージへの往復の途中にあった店は、その後、随分繁盛していたようだ。
トラック=僕のテントサイトへ戻って、昨夜水没したテントをひっくり返し水を吐き出し 乾かす。 ついでに、寝袋も干した。 イッチーさんがコーヒーを淹れてくれた。 甘えついでに2杯目をお変り。 皆はBTLサンドを食べたそうだが、連日の大酒くらいと、 過剰な肉食で疲れ気味なので、今朝も朝飯を抜くことにする。
そうこうしているうちに、音が出てきたのでステージ前へ急いだ。
【Catch And Release】
【キャッチ・アンド・リリース】主要メンバーは僕の友人達だ。 1年ほど前から頻繁に聞く名前だが、 音=演奏を聞くのは初めて。 朝の風景の中で聞こえてくる歌声は透きとおっていた。 ギターのきむちゃんのリーダー・シップで演奏が進んでいく。
ある人から質問された。 キャッチ・アンド・リリースってどんなバンド? 僕は聞いたことがないから 音は分からない。 そこでこう答えておいた。
デッド好きなおじさんが、デッドを知らないかあんまり詳しくない若者を捕まえて(Catch)、 一人前のデッド好きに仕立て上げたら、その後は好きにおやり、と解放してやる(Release), そんな意味合いのバンドじゃないの?
それを聞いた人が理解してくれたかどうか分からない。 そのことを後ほど、リーダーのキムちゃんに話したら、にやついていたから満更でもなかったようだ。
手前がヴォーカルのレエナちゃん。彼女の歌声は綺麗だ。 透き通った声質は天空祭りの朝の雰囲気にぴったり。 彼女の親父さんの弾くマンドリンとの組み合わせで なんとも気持ちが良い。 後は、もう少し歌い込むこと。 歌いこんで歌の世界・風景を自分のものにして欲しい。
この空気の中を、アコースティックな響きが流れていく。
好きな音楽を聴くには、なんとも贅沢な空間だ。
ステージ広場のはずれの方で、スカンキさんが愛犬ナディと戯れていた。 ボーダーコリーのナディはフリスビーが大好きだと言う。 お陰で前歯はぼろぼろだとも。 この朝もフリスビーで遊んでいた。
ナディがフリスビーを取ってくるのを待っている。
フリスビーをスカンキさんの元へ運んできたナディ。
C&Rを聞きながら溜まり場に戻って一休み。 しばらくすると外が騒がしい。 何事かと覗くと、監督@中島牧場がソフト・クリームを配っていた。
実を言うと、昨日、監督にソフトクリームを売るとみんな喜ぶよ、と耳打ちしていた。 しかし、ソフトクリーム・マシーンは200Vの電源が必要だと言う。 そこで監督は考えたのだろう。 良く、店先においてあるアイスクリームの冷凍庫に 大量のソフトクリームを詰め込んで持ってきた。
ところが強烈な日差しの下、思ったようにソフトが固まらなかったらしい。 しばらく待っていたが、どんどん溶け出してきたそうだ。 こんなソフトを売るのは俺のプライドが許さない。ならば皆に配ってやれ。
男だねえ、監督!
あとでzepさんが話してくれたことには、監督は携帯で奥さんにソフトは売れねえや、 って謝っていたらしい。(笑)。 少しだけ僕はそそのかしたやましさを感じていた。
右端で笑っているYOSさんはソフトを確保したのだろうか? 中央でフラフープを持っているのは、昨夜、China Catsの時に Fire Danceを披露したアチコさん。
ちなみに僕はめでたくソフトをゲット。2年前から食べたいと思っていた中島牧場のソフトクリームを 思わぬきっかけで味わうことが出来た。 その味は、甘さを抑えた搾りたての牛乳の薫り高い美味しいものだった。
タダで貰ったから言ってるお世辞じゃないことは言うまでもないのだが、、、。(笑)
自分達のテントサイトに戻ると、温泉から戻ってきたアミちゃんが混ぜご飯を作っておいてくれた。 ン? それは昨夜のことだったのだろうか? すでに酩酊状態の僕は、記憶が定かでなくなってきつつある。
干してあった寝袋を取り込んでいると、到着したばかりのWarlocksのギターのけんちゃんがやって来た。 久しぶりの対面に熱いハグ。 なべさんたちはどこにテント張ってるの? ウン。ここ。 そこの木の陰が空いてるよ。 じゃあ、ここに決めるよ。 そんな会話の後、けんちゃんは去って行った。
そんなわけで、僕らのテントサイトはWarlocks村となった。 村長さんはもちろん、ハリケン・ハニーことアミちゃんだ。
ビールを飲みながら、豆蔵と遊んでいると、セットチェンジが終了して、音が出始めたので、 僕はステージ前へと出かけていった。
【MOLO】
zepさんより拝借
ステージに着く前に、またまたflowermanのブースに寄り道。 セッティングの音が気になってはいたがしばし歓談。 そこにbambiちゃんがやって来て、MOLOの人とは知り合いなんだ。 無国籍音楽でなかなか良いよ、と教えてくれた。
始った演奏は、Jack Johnsonと Ben Harperのアコースティックな部分を 足して2で割ったような音だった。 ヴォーカルがなかなか良くて、僕は1曲で気に入ってしまった。
写真を撮ろうとポケットを探ったが、どうやらカメラを忘れてきたらしい。 取りに戻るのももったいない話なので、そのまま聞いていた。
僕のアンテナには、名前さえも引っかからなかったバンドだけど、演奏は素晴らしいものだった。 独特の歌いっぷりで、歌を支えるバックもシッカリしている。 さらに結構、エンターテイナーな部分も 合って、楽しめたバンドだった。
写真はzepさんから拝借した。 しかしzepさんはマメな仕事をしておりますなあ。(笑)サンキュ~
【Rainman】
ああ、やっぱり、記憶が前後してしまっている。 けんちゃんと会ってからは、 MOLOの前はずーっとflowermanサイトにいたんだった。 そして、MOLOが終わってから皆が温泉から帰ってきたんだったなあ。 風呂に入って、さっぱりして、良いにおいがするんだよ、 と自慢の二の腕の匂いを嗅がされたのがRainmanの前だったもの(笑)。
そんなわけで、Rainmanの最初の曲はテントサイトで聞いていたんだった。 このバンドはヴォーカルが地元富士宮出身だとかで、全体を通してバンドとしては 少し異質な感じのバンドだけど、それはそれで良いのかも。
昨年も感じたことだが、ヴォーカルがとてもキヨシローに似ていて、 遠くで聞いているとますますそんな感じを受ける。
地元の知り合いのバンドと言うこともあって、みんな、のりのりで踊っていた。
彼らが普段は、どんなところでステージをこなしているのか知らないが、 なかなかのショーマン・シップを発揮している。 熱演がみんなのダンスを引き出すのだなあ。
ポップ風味のRock’n’Roll Bandって奴かな? 若い人には大うけだった。
そんな若者達を写真に収めているお姉さん格のLucyさん。 彼女もたくさんの写真を 取られたようだ。 いつかHP上での公開を期待したい。
ティピーの向こうには富士山が見え隠れ。すっきり晴れとは行かなかったが、まずまずのお天気。 時おり射す日差しは強く、みんな日焼けが出真っ黒になりつつある。
Keep On Truckin'
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