第5回 天空祭り
2004年8月13日 前夜祭 その1
南足柄と言うから、あの金太郎さんが住んでいたと言う足柄山の麓近くだろうか?その辺りに住んでいる友人達が作っているバンド【Gra-Ten Band】が、演奏しているヴィデオを持っている。 富士宮の大きな牧場で開かれた天空祭りでの演奏です。 バンドや私の友人が手持ちのカメラで撮影したヴィデオには、のんびりしたテントサイトや、小さな手作りのステージ。会場のそばの道路を通る軽トラなどが映っていて、なんとものどかなコンサートの雰囲気が漂う映像でした。
友人達の話しで、それが、【天空祭り】という名前のイベントだと知って3〜4年が過ぎた。 おいで、おいでと誘いを受けていたのだが、いつも日程が取れずに参加出来ずにいたものだ。 いつかは出かけたい、と思いつついた昨年、Gra-Ten Bandのテープを聞く事が出来た。 その中に、Jerry Garciaの【Black Muddy River】が含まれていた時、こりゃア、是非天空祭りに出かけて行って、この曲を聞かなくちゃあ、と言う気持ちが盛り上がっていました。
5月、【忍野DEAD with ONO LOVE】以来、おじさん、おばさんデッド好き達は、8月に開かれると言う【天空祭り】への参加を確認しあい、お祭り盛り上げ勝手連、などというおふざけも含めて、掲示板上で勝手に盛り上がっていました。
やっぱり、祭りはワイワイ賑やかな方が良い! 伊豆のきこり(これは、差別用語ではありません。私の友人達の仕事への尊敬を込めた、昔ながらの呼び方です)の親方アシュランを中心に、忍野以来伝統となった(これは大袈裟な言い分だな=笑)、たまり場を作り、新旧のデッド好き、お祭り好きと一緒に楽しい時を過ごそうと計画が進みました。
天空祭りの概要がホームページ上で明らかになるにしたがって、私達の方でも、文字どおり、勝手に盛り上がり始め、祭りへの期待におじさん達は舞い上がり始めました。
折しもアテネ・オリンピックが開かれ、出発当日の早朝、サッカー日本代表がパラグアイと対戦すると言う最悪の(笑)日程でした。 前夜8時過ぎ、早めに就寝。サッカー観戦>日本の勝利から天空へ!という期待と興奮のため、わずか2時間の睡眠で目が覚めてしまい、女房どのには、まるで遠足前の小学生みたいね、と冷やかされていました。
結果、サッカーは4対3と言う敗戦で終わり、おまけに寝不足、と言うなんとも調子の上がらない状態で夜明けを迎える頃、はるばる石巻から、みかちよ(美香ちゃんとさかちよ氏)が私をピック・アップするためにやって来ました。 我が家は、犬と人の老人介護問題を抱えているために、夫婦での参加を断念、そのため私の足をどうするか考えていた時、みかちよ達が私を同乗させてくれる事になっていました。 ひとしきり、忍野以来の再会を喜び、お互いのはやる気持ちを計りあい(笑)、お盆の帰省渋滞の心配をしつつ、いつ出かけるか、間合いを計っていました(笑)。
快晴の赤城山から下る坂道のはるか向うに秩父連山が青く霞み、そしてその又向うには雲に隠れている富士山があって、その麓には私達が目指す天空祭りの会場があるはず。 寝不足の頭には、はじめて運転するさかちよ氏の車の調子がつかめずノロノロ運転で前橋の街を通過。 出発して30分を経過する頃、次々に追い越しをかけてくる車に逆上(笑)、アクセルを踏み込んでしまった。 さああ、天空祭りへのスイッチが入ったぞ!
群馬県の南西部から埼玉の秩父を抜け、山梨甲府へと抜ける田舎道は拍子抜けするほど空いていた。 事前に調べていた順路を確認しながら、走る田舎道。 エアコンのスイッチもきり、窓を全快にして走る。 午前中の風が心地よい。 みかちよ達と会話が弾む。 ほぼ一人で喋りっぱなし(笑)の状態だったろうか?
やがて、車は長い長い雁坂のトンネルを抜けると、後は一気に下り降り、甲府の東へと入る。 この時点でまだ9時過ぎ。思いのほか早く着いたものだ。 ビールや若干のおやつなどを買っておこうとなって、ディスカウント・ショップの前に車を着けたが、10時までまだ間がある。 仕方なく時間を潰し開店を待つ。 10時前に早めに明けてくれた店で、ビールを仕入れ、さあ、準備は完了。 何はなくともビールだけは欠かせないよね、お祭りには、、、。
本栖湖へ登る国道を一気に駆け上がると、窓からは爽やかな高原の風。 いよいよ会場に近くなって来た。 本栖湖の湖畔を過ぎて、辺りを付けた道を進んで行く。 会場の朝霧ハイランド。何の案内標識もなく分かりにくい。 そろそろ、おかしいなあ、と思い始めた頃右手に朝霧ハイランドの大きな看板と、脇には手作りの天空祭りの看板を発見。
受付を通過する頃には、アシュラン親方が掲げてくれた【IZU DEADHEADS】の旗が風にたなびいているのを発見。 だだっ広い会場には、まだ車の数も少ない。 10時半、会場到着。 そこで待っていた、アシュラン、シンジ君路花ちゃんの新婚カップル、まどかちゃんとテツジくん@flowermanとハグを交わす。
まばらな人影、準備中のステージ。まったりと過ぎて行く時間。広い会場のあちらこちらにいろとりどりのテントがちらばっている。 足元は、軽石のような気泡の穴が空いた石ッころ。 強烈な夏のお日さま。 路花ちゃんが勧めてくれた冷えたビールで、祭りの幕が開いた。
ゆっくりした午後の時の流れの中で、少しづつ集まってくる仲間達のTシャツを撮ってみた。 今回は沢山撮りたいな、と言う思いはあったが、結果として、そんな事はどうでも良くなってしまった(笑)。 たまり場付近でのTシャツ特集からレポートを始めます。
ミラクル・ストアのア〜ル忠こと、雄平氏の長男坊主=憲臣クンから登場してもらいました。
続いて、お父さんの雄平氏。 DEADグッズを取り扱っている関係上、いつも素敵なTシャツを着ていますねえ。
師匠ンチの由子さん。5月、ちょうど富士山の反対側の忍野で開かれた、忍野DEADのオフィシャルTシャツ。 師匠のお土産ですね。
アシュラン親方。 Tシャツと同じポーズをとってくれました。
石巻ヘッズのさかちよ@Fireman。 清泉画伯の絵を思わせる、繊細な模様でした。
福島は郡山から仲間3人と参加のCISCOちゃん。素晴らしいイラストのTシャツでした。
ひとしきり挨拶を済ませて辺りを見回すと、ターフの下で気持ち良さげに爆睡中のマドカちゃん@Flowermanを発見。
うら若き乙女の寝姿を写すとは、重々失礼と知りつつも、思わずパチリ!
たまり場のターフでは、由子&リサ親子は読書中。 親方は師匠が持ち込んだ耐熱レンガの墨コンロに興味津々。 この後、このコンロは大活躍しましたよ。
熱々の若いカップル。 新婚早々のシンジ君と路花ちゃん。カレー用の野菜を仲良く切っていました。
周りにも車が増えて夕暮れが迫り出した頃、路花ちゃんと師匠がみんなのためにカレーを作り始めました。
路花ちゃんはタイ風カレー。ココナッツ・ミルクがポイントなのよ、と言う。スパイシーなカレーはさっぱりした味が好評でした。
師匠は御覧の通り、オーソドックスなチキン・カレー。カレー・スープだよ、と言う師匠。 これもうまかった。 キャンプにはやっぱりカレーが付き物。
カレーが出来るまで、会話が弾み笑顔が弾ける。手前、師匠。娘のリサちゃん。奥は石巻からみかちゃん@roots。
カレーが出来上がると、まずは家族から味見を。さらさらした味付けで、スープだよ、と言う師匠の言葉通り、のど越しの良いカーレーに仕上がりました。
右側シンジ君も新妻路花ちゃんが作ったカレーを味わってもらおうと、御飯を準備中。
夕暮れが近付いてくると、PAやステージのセッティングも完了しました。 私達の周りや、遠く森の近くにも随分と車がやって来ています。 顔見知りとハグが続きます。 5月の忍野以来の再会だったり、つい先日の【獏原人村・満月際】以来だったリの友人達が、アシュラン親方が設定してくれた、たまり場へやって来ました。
やがて、PAから、The Grateful Deadの演奏が、まるでライブであるかのような大音量で聞こえて来た時、私達のサイトでは歓声が上がり、周囲では踊りながら歩いている人が見られ、祭りへの期待が最高潮に達しました。

